リファクタリングって要は何なの?

リファクタリングとは、プログラムのソースコードを改善することを意味します。

これには、コードをより簡潔に、より読みやすく、よりメンテナンスしやすくするために、構造や構文を変更することが含まれます。リファクタリングは、プログラムのパフォーマンスを向上させるだけでなく、バグを減らすためにも重要です。

リファクタリングは、既存のコードを改善して再利用性や可読性を高めることを目的とする手法です。具体的には以下のようなことが含まれます。

  • コードの重複を削除して再利用性を高める
  • コードを抽象的な関数やクラスに分割して再利用性を高める
  • コードの構造や命名規則を整理して可読性を高める
  • 不要なコードを削除して効率を向上させる

具体的な例としては、以下のようなものがあります。

  • 関数の作成:同じ処理を複数の箇所で行っている場合、関数にまとめて再利用性を高める
  • 変数の命名:意味のある名前を付けて可読性を高める
  • コードブロックの整理:同じタスクを行っているコードをまとめて可読性を高める
  • 不要なコードの削除:使わない変数やコメントなどを削除して効率を向上させる

良いコードと悪いコード(リファクタリングの例)

悪いコード:

def calc_sum(a,b,c,d,e,f,g,h,i,j):
  total = a + b + c + d + e + f + g + h + i + j
  return total

良いコード:

def calc_sum(*args):
  total = sum(args)
  return total

悪いコード:

def calc_cost(item1_price, item2_price, item3_price, item4_price, item5_price):
  cost = item1_price + item2_price + item3_price + item4_price + item5_price
  return cost

良いコード:

def calc_cost(*prices):
  cost = sum(prices)
  return cost

このように、複数の要素を扱う場合は、引数をタプルとして受け取るようにリファクタリングすることで、より汎用的なコードを書くことができます。

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